いつまでも長く
元気でいてもらいたい
その想いで当院は透析患者さんの「合併症対応」に力を入れています。
連携する井上病院の専門医と密な協力体制で長く元気に過ごしてもらえるようにサポートいたします。
シャントを元気に
シャントPTA
シャントとは、血液透析を行うために動脈と静脈をつなぎ合わせた血管です。
シャントは、血液透析を行うために不可欠なものですが、内シャントが狭くなる(狭窄する)ことがあります。
シャントが狭窄すると、透析に必要な血液の流れが悪くなり、透析に時間がかかったり、透析効率が悪くなったりします。
当院では、シャントが閉塞する前にシャントPTA(VAIVT)を行っています。
シャントPTAでは、バルーンカテーテルを使用して狭くなったシャントを拡張する治療です。
シャント造設
血液透析を行うために必要になる動脈と静脈をつなぎ合わせた血管(シャント)を作ることです。
透析シャント造設術では、患者自身の動脈と静脈を皮膚の下でつなぎ合わせ、静脈の血流を増やします。
これにより、血液透析を行うための針を刺すことができるようになります。
シャント造設術には、自己血管内シャントと人工血管内シャントの2種類があります。
井上病院では、自己血管内シャントの作製だけでなく、人工血管シャントの作製も数多く手がけています。
骨を元気に
骨粗鬆症
骨粗鬆症とは、骨のカルシウム分(骨量)が減少し、骨がもろくなって骨折しやすくなる病気です。
骨の代謝バランスが崩れ、骨の吸収が骨の形成を上回ることによって起こります。
透析患者さんは腎臓機能の低下により骨粗鬆症になりやすいと報告されています。
骨粗鬆症の予防のために、リンや塩分の摂取の制限や適度な運動などがおすすめです。
足を元気に
フットケア
透析患者さんは、動脈硬化や血管の石灰化、免疫力の低下などにより、足にトラブルが発生しやすくなっています。
小さな傷でも悪化し、潰瘍や壊疽、足の切断につながる可能性があります。
透析患者さんのフットケアは、足の爪や皮膚のトラブルを早期発見し、予防することで、重篤な合併症の発生を防ぐために重要です。
当院は皮膚科医師も在籍しておりますので、必要に応じて皮膚科医師による診療もご案内いたします。